SNSを使用する上での注意点

 情報のスピードには大きな期待ができるSNSですが、その一方で正確さには欠けているかもしれません。利用したことのある方なら身をもって体験されたかもしれませんが、TwitterもFacebookもInstagramも、すべてのSNSではいとも簡単に投稿できてしまいます。特に災害時など、短時間で正確な情報を入手する必要がある際は、その情報のソースを確認し、本当に正しいのかどうかを今一度落ち着いて確かめましょう。さらに、拡散する際には、一層の注意が必要です。デマを多くの人に広めてしまわないように、拡散のボタンを押す前に、今一度確認しましょう。

 何かがニュースになった際に、例えばある新聞社の公式アカウントがそれを取り上げていた場合、そのリプライ欄には多くの意見が寄せられています。また、自分が投稿した内容に対しても、時にはリプライが届くことがあるでしょう。この際にも注意が必要です。多くの人がどのような場面でも簡単にコメントを残せるツールですので、中には誹謗中傷や根拠の無い情報、反論、攻撃的な反論等が含まれている可能性があります。また、それが続いて鬱になる人や、気分を悪くする人がいるのも事実です。SNSというひとつのツールには、たくさんの意見を持った人がいることを忘れず、攻撃的な内容が来ても、それを簡単に流せるような能力を持つようにしましょう。

 何があってもSNSに個人情報を載せてはいけません。SNSにはいわゆる「特定班」という、限られた写真の中から手がかりを見つけ、住所や名前、勤務先や学歴などを調べ尽くす人たちがいます。何気ない写真や投稿から思わぬ事件に発展する恐れがあります。日頃から何かを投稿する際は、そこに個人情報が含まれていないかを今一度確認しましょう。

 SNSを使っていて困ったなと思った時には、公的機関や友人、家族に相談しましょう。

以上、代表的な4点をまとめました。

新しいツールであるがゆえに、日々新たなトラブルが増えています。自分自身がその被害に遭わないためにはどうすれば良いのかを考えたうえで、楽しくSNSを利用しましょう。

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